若いご夫婦が、築38年の古い家を購入され、これから30年可愛いお嬢さんと共に住み続けられる居心地のいい住まいを希望されました。まず耐震工事から検討が始まりました。調査を続け打ち合わせを重ねた結果かなりの工事が必要である事が判明しました。予算的には、厳しかったのですが、やはり安心のため工事をされる事になりました。
基礎の補強。
天井のブレス
補強金物。
タイガーボード。
梁の強化。
ぎーぎーと音が鳴る床を全面撤去、新たに断熱材を入れガス床暖房のためにコンパネを敷き、30mmの杉のフローリングを重ねました。壁、天井は、ふのりを使った本漆喰で仕上げ、明るい南のリビングは杉の香りと、暖かい漆喰の優しさで溢れています。
耐震補強のため、檜の角材でブレスを作り、吹き抜けを見上げたときに楽しめるようにしました。
玄関戸は檜の無垢材で作成し、天然オイルを塗りました。リビングの引き戸は杉製です。
広縁と居間の壁を撤去し、補強のためH=600の重ね張りとΦ240~300の檜の丸柱を組み込みました。
南から差し込む陽の光が奥の和室まで感じられます。